金門島観光 その3

画像今回で金門島の最終回です。(笑)

次に訪れたのは戦争の資料館。1940年代の中国と台湾の戦争の歴史を収めた場所である。金門島の観光スポットのひとつであるが、中国人はここを訪れないらしい。

館内は撮影禁止であったので、残念ながら写真はないが、展示物をひとつひとつ丁寧にガイドのお姉さんが説明してくれた。もちろん中国語で。(笑)私は日本人だからゆっくり話してね。と言ったのに、普通に中国人に説明するように話されたので、半分くらいしか理解できなかった。

展示物の大半は壁に掲げられた大きな絵だった。戦争の様子を表したもので、内心たぶん事実とは少し異なっているだろうなぁ・・・と思いながら見たが、結局、台湾軍は攻めてきた中国軍を蹴散らして、捕虜にした・・・・という内容だった。なるほど、これでは中国人は来ないはずである。

画像資料館の入り口には戦車が飾られていた。小さくて可愛い戦車である。ちょっとかっこいい。

まぁ、やっぱりこの島は最前線であり、軍事的な拠点であったので、戦争の話抜きでは語れない・・・広島と同じような雰囲気を感じた。wikipediaを見ると・・・・というか、歴史でも習ったはずだが、そう現在の中華人民共和国は、建国60年そこそこ。1949年に誕生したばかりの国である。中国四千年の歴史・・・は実は台湾の中華民国の方であり、第二次大戦後に日本が引き揚げた後は中国本土は中華民国だったのに、内戦が起きて中国共産党が蒋介石を台湾へ追いやって中国本土を占領し、中華人民共和国を成立させてから今日に至るのだから・・・

また、ソ連の支援する共産党軍に対してアメリカの支援する台湾の国民党軍は、劣勢を一挙に挽回するためにアモイへの核攻撃を計画していた・・・というのは、恐ろしい話である。結局、核の使用は見送られて、今のアモイはあるのだけれど、広島の雰囲気を感じたのはこのせいかもしれないですねぇ。




画像こんな高射砲も島のあちこちにあって・・・なかなか物騒です。もちろんすっかり朽ち果ててもう使えるようなシロモノではないですが。















画像次に訪れたのは、前台湾総統の資料館。数年前に若い馬総統に代わったのだが、その前の総統に関する資料館。

歴史がつづられているのだが、すべて民国年号で書かれていていつのことだかわからなかった。太平洋戦争のあとに中華人民共和国設立した時に台湾に逃げ延びて中華民国となった年が元年となっているようである。ちなみに台湾の元号はその前は・・・というと、日清戦争で勝利して、下関条約に基づき台湾は日本の領土として与えられたものであるから実は日本だったわけで・・・だから明治、大正、昭和・・・だったんですねぇ。おじいちゃんくらいの世代の人なら常識だったかもしれないけど、今の人はたぶん知らないよねぇ。

館内には前総統に関するものがたくさん展示してあって、衣服はもちろん、どこどこに行った時に使ったお茶わんや箸まで展示してあって、日本で言えば天皇陛下並みの扱いのように感じた。いっしょに行った台湾出身のエンジニアもしきりに彼は偉大だ・・・を繰り返していた。










画像裏には広い庭園が広がっていた。残念ながら花が咲く時期ではなかったので、地味ではあったが、島の中では珍しく手入れの行き届いた閑静な場所だった。














画像近くには輸送機や













画像数十年前に「最後の有人機」とまで言われた(未来は無人機を遠隔で操ると考えられていた。結果的にそうはならなかったが・・・)日本の自衛隊でも使用していたF-104スターファイターや













画像F-5が展示されていた。今となっては過去の遺物ですが、戦闘機が好きだった私にはたまりませんね。これ朝鮮戦争後の金門島とアモイ間で起きた八二三砲戦の時に活躍した機体?のようです。












画像次に訪れたのは、お菓子工場。飴のようなものがこの店の特産品のようである。作っている様子がガラス越しに見学できて、試食、即売されていた。

特においしいものではなかったけど、いっしょに行ったエンジニアがおみやげとして買ってくれたので、ありがたくいただいた。









画像ここの工場にはいろんな有名人が訪れているようで、写真がたくさん飾られていた。中には三遊亭楽太郎に似ている現在の台湾総統がエプロン姿で飴をのばしている写真まであったのだから、相当有名な店なんだろうなぁ。












画像お菓子だけじゃなくて、麺なんかもいろいろあって、この島では一番大きいお土産物屋さんじゃないのかなぁ。結構観光客が来ていました。

そうそう、この風獅爺というのが金門島のシンボル的なもののようで、これをモチーフにしたお菓子もあって、沖縄のシーサーの親戚のようなもんですかねぇ。










画像次は、なんでもスゴイところだというので・・・着いたのは公園のようなところ。ここにもこんな船が展示されていて・・・本当に戦争色一色の島ですねぇ。












画像何がスゴイのか?と思ったら、おもむろに防空壕に案内されて・・・やっぱりまた戦争関係のようです。















画像大勢の人と時間を費やして、掘ったようです。中はとても広い。

それにしても観光目的とはいえ、綺麗に整備されているなぁ。
















画像奥に進むと急な勾配の階段の下に池のようなものが見えています。

鍾乳洞?地底湖?













画像と思ったら、なんと海へつながる船の発着場所です。敵から攻撃されずに船に弾薬を補充して出撃できます。これはスゴイ。














画像この水路はUの字になっていて、海への出入り口は二つ。方向転換しなくてもすむ効率を考えると、たぶん入口と出口でしょう。

こんな風に照明でライトアップされると秘密基地のようです・・・って秘密基地か。












画像海に近い場所から中を見ると、こんなに奥に深い。相当な労力が費やされたんでしょうねぇ。戦争っていうのは本当に絶大なパワーを必要とします。




















画像次は金水食堂。何か日本のアニメに出たとか・・・ワンピースに出たとか・・・・私、あまりワンピースは見てないので・・・知りませんが・・・なんか見たことがあるような気がするのは気のせい?誰か知ってたら教えてください。















画像あと島で唯一の観光スポットのお酒の醸造所に行く予定でしたが、なんでも1ヶ月に1回の清掃の日とかで見学できませんでした。

仕方がないので、これで帰ることに・・・本当に何もない島でした。たぶん、二度と来ないでしょう。とりあえず台湾には行ったことになるのかなぁ。

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この記事へのコメント

2010年02月26日 06:48
なにもない割りには結構なシリーズものでしたが、しかし金門島に行くこと自体が、世界の人口のどれくらいが体験できるかと考えれば、貴重な体験をしたと言えるじゃないですか。
羨ましくはないけど、とにかく貴重な体験でしたね♪
けいつ~
2010年02月26日 18:17
>達さま
なにもないけど・・・何もないなりにいろいろあったんですねぇ。金門島に行ったおかげで、中国と台湾の歴史を復習することができました。中国人にいろいろ話ができそうです。

そうですね。金門島に行ける人は少ないかも・・・貴重な体験です。一度地雷が埋まってる海岸で海水浴をしたいものです。
2010年02月26日 20:49
地雷の埋まった海岸を竹馬で歩いてみたいものです。
けいつ~
2010年02月27日 08:11
>達さん
それもおもしろそうですね。

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